1
 人が生活を営むためには、祭りは欠かせない。
 日常と非日常を使い分けてこそ、人はその生活に張りを持たせる事ができる。
 だからだろう。祭りの主役は常に重要だった。
 「まつりごと」。それを別の読み方をすると「政」となるのだから。

「仮面舞踏会?」
 と尋ねた声が酒場の中に響く。出した声の主は私。
 まぁ、聞いていたのは私の前にいる女アサシンしかいない。
 というか、酒場中でダンサーが腰をくねらせているような所でまじめな話など誰も聞くつもりもない。
「そう。春の花見も終わって、プロンテラの歓楽街も一息ついたからね。
 身内やパトロンを集めての慰安祭ってとこよ。
 で、そのお祭のメインにあんたを据えたいのよ」
 この女アサシン。歓楽街の顔役としていろいろ取り仕切っているから、私も何かと気を使う。
「しかしまぁ……なんで仮面舞踏会なのよ?」
 女アサシンの説明をまとめるとこうなる。
 仮面舞踏会は元々貴族の遊びだった。
 身分を仮面で隠すことによって誰もが平等に愛を交せるこの仮面舞踏会が歓楽街では、「仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい」遊びに変った。
 そもそも買う買われるの関係によって成り立っているこの街だから、それは自然な流れなのだろう。
 仮面をつけていない者は「存在しない者」として何もしても許されるという淫靡な宴。
「で、その目玉にあんたを据えたい」
 と説明を終えた女アサシンは私に告げる。
「気に入らないわね。
 なんで私なの?
 若くて綺麗所ならいくらでもいるでしょ?」
 私の問いに、女アサシンは答えた。
「あんたも知っていると思うけど、アコプリの需要はすごく高いわ。
 で、ここに来るアコプリは格好だけのなんちゃって系が多いし、そのあたりの神聖性を持つクラスのアコプリになると知っている中ではあんたぐらいしかいない」
 ここで女アサシンがウインクをする。
「それになんだかんだ言って、見たいのよ。プロンテラの聖女の痴態を」
 妙に納得。魔族とやっているときはプロンテラの外だし、男とやっているときも歓楽街に迷惑をかけないように歓楽街外に飛んでしている。
「了解。どうせならおもいっきりいやらしくしましょう♪」
「何か必要なものがあったらいって。できるだけ準備するから」
 その声を聞いて楽しそうに笑った私を女アサシンは怪訝な目で見るが何を私がたくらんでいるのか彼女は分かっていなかった。
 かくして、プロンテラ暗黒史に残る至上最大の淫靡な宴は幕を開けることになる。


2
 魔族はその行為において快楽を求めるが、
 人間は羞恥と自虐によって快楽を求める。

 満月がこうこうと照らす深夜、この街は快楽に狂う事になった。

 じょり……じょり……じょり……じょり……

 会場に響くのは毛を剃る音。
 いつもならダンサー達がその豊満な体を晒している場所に私は全裸で晒されている。
「ぁぁ……みんな…みて…ひっ!」
 でんぐり返しで拘束され、おま○こを観客の羞恥に晒され仮面をつけた全裸の女がいやらしく丁寧に私の恥毛を剃っていく。
 どめどなくおま○こから淫汁があふれ、息を殺していている仮面をつけた観客達の吐く息遣いがさらに私を興奮させる。
 この仮面舞踏会は、仮面をつけた者が仮面をつけないものへ何をしてもいい。
 仮面をつけていない者は「存在しない者」として何もしても許される。
 それはここでの肉欲の宴ただ一つのルール。
「ぁぁ……み……みてぇ……私のぉ…はしたないおま○こをみてぇぇ!!」
 たまらずに卑猥な言葉を叫んでいってしまい観客達に潮を吹く所をみられてしまう。
 足を広げられて拘束されたおま○この前には白い皿が置かれ、私の淫汁や潮が水溜りを作っている。
 それがまだ私の精神を壊し、さらに私を堕としてゆく。
 舞台に仮面をつけた裸の女が何かを持って現れ、会場の皆と私にそれを見せつける。
「イ……イヤリング……」
 何度かオークと交尾した時にもつけられたがその時と数が合わない。
 まず二つのイヤリングが乳首につけられる。
「んあっっっ!!ひっ!!!ひゃうううんんん!!」
 大きくなった乳首にイヤリングの針が貫かれ、母乳をたらしながら痙攣する。
「だめっ……すぐにはだめぇぇ…ゃ……ああああんんんんんっっっっ!!!」
 すぐにもう片方の乳首にもイヤリングがつけられて私はたまらずいってしまう。
 それでもまだイヤリングは3つ残っている。
「んぁ……ちゅちゅ……ぺろっ……」
「くちゅちゅ…ちゅぱ……んぁ……」
「んんっ…ぁ……ぁぁ……」
 私以外の喘ぎ声が聞こえる。
 仮面をつけた観客の下に裸の女たちが観客の肉棒をおいしそうにしゃぶっている。
 白濁液にまみれ、嬉しそうに舌を動かして肉棒に奉仕する女達がものすごく羨ましい。
「ちょ…ちょうだい……私にも白濁液をちょうだい……ぁぁ……」
 仮面の向こうで私を嘲るのが聞こえる。
 でも、それすからもう私には快感にすらならない。
 仮面の女は私のおま○こを指で広げる。手には二つのイヤリング。
「え……だ、だめっ!……そこは……ひぃぃぃぃぃぃい!!!!」
 ラピアの両方にイヤリングが貫かれ、その快感に私の体は潮を吹くことで答えた。
「うっ!!!」
「あんっ♪…ちゅちゅ……」
 私以外の声がいってぼんやりした頭に聞こえてくる。
 私の潮吹きで客の何人かがいってしまい、しゃぶっていた女が歓喜の声をあげる。
 もう何も考えられない。
 最後のイヤリングは、私がつけていたロザリオが飾りとしてつけられていた。
 そして、そのイヤリングは見られて充血したクリの方に。
 とろんとしたままその様子を見る。
 イヤリングの針が充血したクリを貫く。
「ひゃあああああああああんんんんんんん!!!!」
 私の叫び声と共に皿の中に淫水と血が少しまざった。
 皿の中の淫水が溢れると同時に、仮面をつけた観客達は奉仕している女達に白濁液をぶっかけている。
 女達も白濁液を浴びながら自らのおま○こから淫汁をだしてよがり狂っている。
 仮面をつけた裸の女が淫水で満ちた白い皿を拾い私の手足の拘束を解いた。
 立たせて私の姿を観客に改めて見せる。
 乳首・クリ・ラピアにつけられた5つのイヤリング。後ろから手が伸びて、いつもつけているマタの首輪をつけられる。
 特にクリにつけられイヤリングは飾りとしてロザリオを垂らされ、ロザリオが揺れるたびにクリが刺激されてロザリオに淫汁がたれる。
 私を見る大量の仮面達。
 私にお尻を向けて仮面の肉棒に奉仕し続ける裸の女達。
「聖女!」
 誰かの叫びがたちまち広がる。
「聖女!聖女!聖女!!」
 その言葉に羞恥と快感を感じながら。

 私は聖女。なのに裸で。
 私は聖女。体中にピアスみたいにイヤリングをつけて。
 私は聖女。仮面の軽蔑の視線を一身に浴びて。
 私は聖女。仮面達の肉棒に奉仕する女達に嫉妬して。
 私は聖女。クリのつけられたロザリオが私の牝の部分を激しく責める。

 乳首につけられたイヤリングからお乳が止まらない。
 ためらうこともなく、手でラピアのイヤリングを両方引っ張って自らおま○こを広げて見せる。
「聖女!聖女!聖女!」
 仮面の観客達は私に侮蔑の意味で歓呼しつづける。
 観客に奉仕している女達は、まるで「お前は私達と同じいやらしい存在だ」と罵倒しているように観客の肉棒に奉仕して白濁液を浴びながら自らお尻をこちらに向けて淫汁をたらし続ける。
 そのすべてが私を快感に導く。
 神に捧げる呪文も私にはもはや喘ぎ声でしかなかった。
「か、神の名においてぇ、わ、我が元にある淫水を浄化するぅぅ!
 ぁ…アクア・ベネディクタぁぁぁぁ!!」
 眩いばかりの聖なる光が私の淫水で満たされた皿に注がれる。
 その清らかで厭らしい皿の中の聖水を仮面の女は大事そうに抱えて観客達にわけてあげていたとき、私は立ったままその淫靡さと神聖さに耐え切れずにいってしまい床に淫汁の水溜りを作っていた。


3
 歓楽街ではいつも以上に肉欲が満ちている。
 街のあちこちで仮面をつけて無い女達が肉棒に犯されて歓喜の声をあげている。
「聖女が来るっ!聖女が来るわっ!!」
 仮面をつけた女が裸で歓楽街の大通りを叫びながら走る。
「聖女が来るわ!聖女が来るわっ!!
 私達の姦淫の罪を一身に背負って聖女が現れるわっ!!」
 誰もが一瞬腰を止めて歓楽街の大通りを眺める。
 そこに、透明な布で作られたプリースト服を着た私が現れる。
 バフォの帽子は普段のまま白い手袋とタイツがかえっていやらしさを醸し出す。
 胸の所が綺麗に切り取られ乳首にイヤリングをつけて母乳をたらす姿が丸見えになっている。
 スリットはいつもの服より深く透けているからクリにつけられたロザリオまで見え、タイツはガーターでは無く、ラピアのイヤリングの方に止められておま○こを広げたままにしている。
 足を繋ぐのは足鎖。
 太ももから淫汁がとめどなく流れ、私のタイツを濡らす。
 仮面をつけた裸の女が私の左右に立ち、マタの首輪にリードを通す。
 そのまま四つんばいになって大通りを歩き出す。
「聖女!聖女!聖女!!」
 歓呼の声。
 高く上げられたお尻は丸見えで、おまんこは常に広げられて淫汁をたらしている。
「牝豚!」
 仮面の一人が罵声を浴びせる。
 それもすぐに伝わって私に向かって罵声を投げかける。
「牝豚!牝豚!牝豚!!」
 仮面の観客の歓呼の声も罵声も快感にしかならない。
 体を震わせて、淫汁をたらして四つんばいで歩くだけで体が狂いそうになる。
 淫汁が石畳の大通りに垂れ続けて線を作りながら目的地に連れて行かれる。
 そこは歓楽街の中心になっている広場で磔台が私の為に作られている。
 私は大の字に吊るされ目隠しをされる。
「聖女!聖女!聖女!!」
「牝豚!牝豚!牝豚!!」
 私を呼ぶ二つの声が何も見えない私を狂わす。
 何千もの瞳に大の字に吊るされておま○こ広げられた所を見られていると考えるだけで私の中の牝が疼く。
 重力に引っ張られクリを刺激し続けるロザリオの刺激が更に強くなる。
「おねがぁぁぁぁいいい!!!
 みんなの精を私に頂戴っ!!
 私に白濁液をぶっかけてぇぇぇぇぇえ!!!!」
 歓喜の声と共に私は仮面の観客達に陵辱された。
 いきなり肉棒をおま○ことお尻に同時に刺し込まれる。
「あああああああんんんん!!!中で……こすれて……ひゃいいっ!!」
 入れられない者たちが自分で肉棒をしごき始める。
 私の露出した胸や太ももに肉棒をつけて射精していく。
「んぐっ!!ん…ちゅちゅちゅ……」
 いきなり髪を引っ張られて口に二本肉棒を咥えさせられ、私はそれを何のためらいも無くしゃぶる。
 吊るされている手にも肉棒を押し付けられ白い手袋を濡らし、見えない中その感触だけで肉棒をしごき始める。
「でっ…でるっっっ!!」
 白濁液が中に注がれ、肉棒がはずされたと思ったらまた次の肉棒が刺し込まれる。
 目隠しがあるので、観客は遠慮なく顔に髪に白濁液をぶっかける。
 イヤリングを引っ張り、母乳を出しながら肉棒が胸を犯し、母乳と白濁液のカクテルを作り出す。
「もっと……もっと頂戴……みんなで……犯して…ぁぁ」
 いやらしく腰を振りながら肉棒を貪る。
 広場の痴態が伝わり、また仮面の観客達は他の女を犯し女は仮面の肉棒に奉仕し続ける。
 人の肉棒は魔族と比べて小さくて白濁液も少ないが今回は数が違う。
 何度も何度も何度もおま○ことお尻に白濁液を注がれて魔族としているときと同じようにお腹が膨らんでいるのが目を閉じているのに分かる。
「おら、もっと腰を振れよ!聖女さまよぉ」
「ああ…いっ……嬉しい……だめっ!」
「汁だらけでまだ腰を振っているぜ!この牝豚は!!」
「そうなの……だからもっと……この牝豚を犯して……ぁぁ……かき回されるぅぅぅ!!!」
「おら、しゃべっている暇があったら口に咥えろ!」
「んんんっ……ちゅちゅちゅ……くちゅうう……」
「すごい聖女さまだ!百人以上の肉棒を咥え込んでまだ腰をふってやがる」
「もっと…もっと頂戴……肉棒……白濁液欲しい……ぁぁ」
「ほらほら聖女さまが俺らの肉棒をご所望だそうだ!
 たっぷりぶっかけてやれ!!」
 透明な布でできたプリースト服を誰かが破って素肌に肉棒をこすりつける。
 白濁液を頭上からぶっかけられシャワーを浴びたように髪が真っ白になる。
 手袋もタイツもとうに白濁液で汚され、白濁液の膜が浮かんでいる。
 もう体中白濁液をかけられていない所はなく、肉棒に触られていない所も無い。
「いくぅぅぅぅ!!いっちゃううう!!腰がとまらないよぉぉぉ!!」
 もう何度目か分からない絶頂と同時に体の中と外に大量の白濁液を浴びてたまらず失神してしまう。


4
「おいおい。聖女さまは白濁液を浴びて失神してしまったぞ」
 卑猥な声が遠くから聞こえ、私は磔台から下ろされたのに気づいた。
 目隠しをはずされる。私と同じく裸の女達が一箇所に集められていた。
 全員が綺麗で体中に白濁液を浴びている極上の牝達。
 全員を広場に並べさせ、私と同じようにマタの首輪をつけて四つんばいにさせてゆく。
 そして仮面をつけてても醜悪なのが分かる男達が次々と私達の前に並べられてゆく。
 そそり立つ醜悪な肉棒。太くて真珠などの宝石で装飾された肉棒に私達は欲情してしまう。
「ほらほら聖女さま。
 この方の肉棒に祝福をくれてやれよ!」
 誰かの叫びに私の体が疼く。
「こ……この肉棒達……に祝福を…
 どうか私達牝豚にこの肉棒の情けを……」
 卑猥な格好で神聖な口付けを醜悪な肉棒に捧げる。
 それが始まりだった。
 醜悪な肉棒達に私は口とおま○こを貫かれる。
「ああああああんんんんん!!!ふとぉいいいいい!!!真珠がっ!宝石がこすれるぅぅぅぅ!!!」
 私の叫びに他の男達が女を犯しだす。
「見ろよ。牝豚達はあんな醜悪な肉棒によがってやがるぜ!」
「お前らはこの方の肉棒で孕むんだ!うれしいか牝豚っ!!」
 もう周りの嘲りの言葉すら快楽でしかない。
「犯してぇぇえ!!白濁液で私を汚してぇぇぇぇぇ!!!
 みんなの前で私を孕ましてぇぇぇえええ!!!」
 一人、また一人と私と共に並べられて犯されていた女が失神したまま白濁液を注がれてゆく。
 最後は私一人に肉棒が集中し、白濁液をお腹いっぱい注がれてゆく。
「ああっ・・いくっ!いくっっ!!いきっぱなしよぉぉおお!!
 こんな肉棒で・・・私こわれるぅぅぅぅぅ!!!」
 涙を流し、だらしなく口を開けてよだれと注がれた白濁液をたらしながら最後の肉棒を受け入れる。
「堕ちろぉぉぉ!!堕ちて孕みやがれこの牝豚ぁぁぁぁぁぁ!!!」
 最後の肉棒から白濁液が思いっきり注がれ朝日が差し込みだした広場で私は最後の絶頂に達した。
「はぁはぁはぁ……ああ……」
 お腹を白濁液で膨らませたまま肩で息をしていた私はまた磔台に大の字に吊るされる。
 この祭のクライマックスを皆が待っている。
 私は最後の力で、神への言葉を唱えた。

「か、神の名に……おいてぇ、わ、我が中に…ある精液を浄化するぅぅ!
 ぁ…アク…ア・ベネディクタぁぁぁぁ!!」

 朝日とは違う神聖な光がおま○こから垂れ流されていた白濁液を聖液に変えてゆく。
 それを見ていた犯されていた女達がその聖水を飲むために私のおま○こに次々と口をつけてゆく。
 その姿を仮面をつけた観客は卑下した目で見つづけていた。

 こうしてその卑猥な宴は朝を迎え、終わった。


後日談

「ちょっと、あんた魔物相手に毎日あんな事しているわけ?」
 あの淫靡な宴から数日後。ダンサーがいやらしく腰をくねらせるような酒場で、女アサシンは私を捕まえるといきなり尋ねた。
「どうかしら?人と魔物って責め方が違うから」
「責め方はともかくとして毎回ああいうことをやっているわけだ」
「……あたり」
 さすがにストレートに痴態の内容を言うには少し恥ずかしい。
 ちなみに、私を責めた仮面の女はこの女アサシンだったりする。
「今回誘ったのは私だけど、歓楽街全体を巻き込んでの乱痴気騒ぎなんてよく考え出したわね。
 おかげで、この街じゃあんたの卑猥な噂でいっぱいよ」
 苦笑したまま女アサシンは透明な液体と白い液体が入った瓶を差し出す。
 私が作り出した聖水。1個10Kの値段でも飛ぶように売れたそれは多分私にあげるために持ってきたのだろう。
 それを差し出したまま女アサシンがぽつりと呟く。
「ありがとう」
「何のことかしら?」
「『プロンテラの聖女』という名前にはどうしてもカリスマ性がついて回る。
 それは人を捨てたあんたにとっては害でしかないし、私にも迷惑がかかる。
 いい機会だから、おもいっきりいやらしい所を見せて、崇拝者を消してしまうつもりだったんでしょ?
 そのくせ、この街のパトロンの肉棒を最後は全部咥え込んで何もいえないようにした。
 たった一夜でこれだけの状況を作り出したんだから、たいした策士よ。あんたは」
 冗談を吐き捨てるように言うが、目は笑っていなかった。
「ただの変態なだけなのかも知れないわよ?」
「その方が都合がいいからね。あんたの場合は。
 『色に溺れた聖女』の方が、『魔物と交わる聖女』よりよっぽどましなわけだ。
 私も一応考える頭は持っているのよ」
 酒場の喧騒もダンサーのフェロモンのこの席だけ遮断され冷たい時間が流れる。
「けれども貴方は私を切れない」
 私はゆっくりと確認するように言葉を吐き出すがどうやら正解だったらしい。
「ええ。今はあんたを切れない。
 あの宴で街に入り込んだ金がいくらだか知っているの?
 一月の稼ぎを一夜で稼ぎ出すような女を切ったら私がパトロンに切られるわ」
 女アサシンの殺気が消えたので、肩の息を抜いて冗談を口にする。
「そんなに儲かったんだ?」
「あんただってあの目隠しに5つのイヤリングだけで1財産じゃない。もう売ったの?」
「まだイヤリングつけているのよ♪」
 女アサシンは一瞬時を止めて、なんと言えばいいのかゆっくり言葉を選んだ末に、
「………本当にマゾだな。あんた」
 とだけ言った。

 家に帰ると待ちかねていたバフォが着ていた。
「枝テロで呼ばれてな……」
 血の匂いと、雄の匂いが私をすぐに欲情させバフォに抱きついてキスをする。
「あのね。今日の私、ちょっとすごいのよ♪」



あとがきみたいなもの

 このあたりから本格的に18禁小説を書こうと決意。
 書き上げてUPしてはたと気づく。
 「もしかして、これはレッドカードものかも……」
 出してGJを出してくれた住民達に感謝。

 ちなみに、透明な布で作った服の元ねたは「♀×♀萌エロ」の288さんから頂きました。
 そして今回のテーマのアクアベネディクタは前すれ284神から頂きました。

 今回はママプリ×魔物では無く、ママプリ×人に焦点を当てました。
 しかし、書き出したら元々がエロイママプりだから男を食べる食べる……

【首吊り台】ダレガタベサセテイルンダ!ダレガ!!(・∀・)つ<・д・)))イヤ ワタシナンダケド・・・
【首吊り台】キャー!!