その時、バフォメットは大いに悩んでいた。
 もうすぐホワイトデー。かのママプリに「お返し」をしないといけない。
 背筋が寒くなる。あのママプリに「お返し」。
 ……返せない。というか吸われて枯れ果てる。
 どうしよう……どうしよう……悩みぬいたその時、何故か謎の言葉が耳に届いた。

「兄貴。戦いは数だよ」

 というか、バフォに弟なんていないのでバフォ脳内でDLが友情出演。
 まぁ、駄目親父萌え義兄弟なのでいいかなんて脳内説明は一つほっといて電球エモがピカリと光った。

「そうだっ!数で押せばいいじゃないかっ!!」

 これはあるバカップルの愛の記録であり、愛しい情人を満足させるためにがんばった男たちの熱いドラマである。(某国営放送火曜日ドキュメンタリー風)


1
 最近バフォの様子がおかしい。 
 何だか週末になると人に化けてこそこそと出てゆく。
 浮気なら浮気で構わないのだけど、子バフォ涙の懇願も承諾したし。
 浮気相手以上の精を私に注いでくれるという条件付で。
 ……考えてみればみるほど怪しい。
 子バフォに問い詰めたけど、一様に顔を反らして「浮気では絶対にない」だの「義母上を喜ばせようという父の努力を生暖かく見てあげてください」だのまた怪しい解答ばかり。
 ……もしかして薬?しかも精力剤系?
 やば。ちょっと出させすぎた?…かな(汗)
 けど、この間孕んだ時だからバレンタインか。
 それ以後タイミング合わなかったし、やっていないはずだけど……

 等とさして愚にもつかない考えを浮かべながら、迷いの森の家でお茶を飲んでいた私に謎の歓声が聞こえてきた。
 というか、漢泣きってやつ?バフォがダークロードや子バフォ達と一緒になって喜びの涙を流している。
「苦節何百年っ!こんなに苦しい試練は他に無かったっ……だが我らはやり遂げたのだっ!!」 
「友よっ!今こそその勝利を喜ぼう!今我らの前には道は開けたっ!!大いなる未来にっ!」
 ……感動に酔って互いを抱きしめあってむせび泣くダークロードとバフォメット。実に暑苦しい。
「で、そこで一体何をしているのよ?」
 声をかけた私に返ってきた答えは、

「おぅ。バレンタインのお返しブレゼントを取ってきたぞ!
 砦だっ!!!!」  ソノシュンカン、ワタシノメガテンニナッタ。


2
 砦。本来ならばその砦は対魔族用に作られた人間達の物。
 多くの兵を入れられ、そこでの戦によって王国内の主要都市を守るために設立されたそれは、今や王国政策決定者選定の場となっている。
 王国から与えられる砦には、王国の防衛予算によって常に宝箱が支給されるし、守備メンテナンスのガーディアンもついてまわる。
 力と富を生む砦を持つ事が王国内での政策決定に重大な影響力を行使できるようになったのはこの砦の整備が終了してからすぐだった。
 弱きもの、貧しきものが政治の表舞台から蹴落とされ、力と富を持つ者が王国を支配し、その富と力の余波で魔族は翻弄されている。
 まぁ、一般的な砦についてはひとまず置いといて、「なんで、今、砦なのか?」を考えてみる。

 Q 私のだんな様は?
 A 魔族の王の一人 バフォメット


 Q 私は貧乏?
 A その気になれば(体を使って)魔族から友好的にカードを手に入れられるカード長者


 Q バレンタインのお返しの希望は?
 A バフォとのエッチ


 分からない。
 本気で分からない。
 てっきりバフォの事だから、「ジャワイ島カップル一週間ツアー」あたりを持ってくると思っていたのに……
 週末、こそこそ出て行っていたのはギルドの砦戦に参加していたのか。それについては納得。
 しかもダークロードまで、というか高位魔族も人化して参加していた?
 なんで砦なんて欲しがるのかしら?
 まぁ、考えても仕方が無いので素直に聞いてみた。
「で、何でバレンタインのお返しが砦なの?」
 私の問いにきょとんとするバフォ。そして恥ずかしそうにこう言ってのけた。
「決まっているではないか……
 お前とエッチする為だ……」
 何照れて真顔で言い出すのか。このバカ山羊頭。
 私まで真っ赤になっちゃうじゃない。
 まぁ、そんな訳で、バフォのエッチという言葉に舞い上がった私が「どんな」エッチかを確かめなかった結果、バフォがあんなことを考えているとはつゆ知らなかった訳で……

 で、そのバフォが取ってきたという砦の前に今いるんだけど……
 アルデバランの砦の一つ。
 どちらかといえば奥の方の砦なんだけど、まだギルドエンブレムが出ていない。
 まぁ、紋章とかは組織を意識する人の帰属意識の象徴だからバフォもそこまで頭が回っていないのかもしれないけど……
「入るわよ」
 門番に声をかけて、砦の中に入って……一瞬我を忘れる。
「何よっ!この人魔の群れわぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 いるいる。砦なのに無駄に人がいる。
 枝なのか、ペットなのか魔族たちも無駄にいる。
 で、気づいたのだけど、こんだけの人魔の群れなのに……女性がいない。
 汗えもが自然に出る。
 というか、何でこんなにオトコばかりいるのかなぁ……
 うん。不安だし心配だし、ちょっと怖い。想像される快楽の事を考えると。
「おおっ!来たぞっ!」
「主役が来たぞぉ!」
「待ってましたっ!!」
「はいはい。主役の人はこっちに」
 私を見て一斉に巻き起こる男達の拍手の嵐。
 手を引かれるまま、砦の広間に連れて行かれると、

『第一回ホワイトデー特別企画 ちきちきママプリに白ぽでお返しをしよう大会』

 と、でっかく看板がかかっていて脱力。
 ……いや、内心分かっていたし、期待もしていたんだけどここまで予測どおりだと何だか情けなくなってくる。
 また、でかでかと安っぽい大型ベットを持ち込んで……ぁ、用足しだろうか。排水溝に臨時の男子用トイレまで作っている。
「バフォっ!出てきなさいよっ!!」
「何だ?これだけ男を集めたのにまだ不満か?」
「ちがーうっ!!
 回りもショックエモをだすなぁぁっ!!」
 ここで参加者その1のローグが余計な事を。
「って、ママプリってサキュバスじゃないの?
 精が無いと生きられないとそこのバフォから聞いたが?」
 一斉に参加者がうんうんエモを出しやがるし……殺す。バフォ腹上死決定。
「いいわよ。やったろーじゃん!
 まとめて相手してあげるわよ!!」
 半ば焼けで、半ば照れ隠しで怒鳴り、プリ服を脱いでゆく。
 歓声と野次と口笛の中いつものバフォ角とマタの首輪・ロザリオだけになると、濡れている私のあそこに皆が注目する。
「濡れてるぞ」
「うるさいわねぇ!さぁ、さっさと出しなさいよっ!
 全部扱いてあげるんだからっ!!」
 裸のままはしたなく腕を握って宣言するとやんややんやの男ども。
「やったぜ!これで一週間し放題だぞ!」
 え?今、なんて言った?
「だから、次のギルド戦までここの砦は領有できるだろ?
 その間ひたすらお前を皆で犯すというのだ」
 私の疑問にちょっとの照れとちょっとの嫉妬のエッセンスをこめてバフォが答える。
 股間が熱くなる。
 吐く息が荒くなって、興奮しているのが分かる。
 バフォだけでなく、ここにいる男達に一週間犯されつづける……女、いや牝として至上の快楽をバフォは与えてくれるというのだ。
 裸のままぎゅっとバフォを抱きしめてあげる。
「ありがとう。バフォ。
 最高のお返しよ……」
「か、勘違いしては困る。
 お前がありとあらゆる男にチョコなんてあげたから、皆でお返しをしなければいけないと思っただけだ……」
 こういう時のバフォは照れて可愛いくて大好き。
 だから、バフォの為に可愛くて淫乱な牝になろう。
「みんなありがとう。
 どうか私に白濁液をぶっかけて精液処理していってね♪」
 皆に見えるように、足を広げてお○んこを見せ付けながら、己の立場を宣言してみせる。
「ここに集まった男性諸君よ!
 彼女は今、自ら己を我らの精液処理の牝である事を宣言した!
 ならば、大いにこの牝を使って精液処理をしようではないか!!」
 私の言葉に続いてバフォも皆に宣言して男達は大歓声を上げる。
「バフォの旦那。ちょっといいか?」
 ふと手を上げたのが、さっきのローグ。
「何だ、人間?」
「まぁ、牝ってのも悪くは無いんだろうが、もっと女を堕落させるに相応しい言葉があると思ってね
 それを提案しようという訳さ」
 ローグの言葉にきょとんとするバフォ。
 肉体的に女を壊せる魔族に対し、人間がよくやる精神から壊す方法をバフォはいまいち理解できないのは当たり前か。
「なんだ?それでこいつがもっと淫乱になるのか?」
 バフォが興味深そうに尋ね、ローグは自身を持ってその言葉を口にした。
「肉便器」
「にく…べんき?」
 その言葉を口に出し、そしてたまらずに笑い出す。
「最高だぞ!人間!
 一週間ひたすら男に犯されまくるこいつに相応しい言葉だっ!!」
 歓声を上げる男達。その視線は裸の私のことを蔑み性欲処理をする排泄器官としか見ていない。
 背中がぞくぞくする。お○んこからお汁が止まらない。
「もう一つ提案なんだが。バフォの旦那よ。
 あんたらにはいまいち分からんだろうが、ここはギルドエンブレムが無いだろう。
 こいつに相応しいエンブレムがあるんだがどうだい?」
 後で聞いた所、このローグ人身売買系のやつで何人もの女を落としてきたその道のプロだそうで。
 ローグが手にしたのは焼きこて。そしてその焼きこては男性用トイレのマークが彫られている。
「どうせプリだからヒールで消せるだろうが、こんなのは気分の問題よ。
 肉便器に相応しい紋章だろう?」
 にやにや厭らしい笑みを浮かべるローグになるほどと関心しているバフォ。
 私もお○んこから出ているお汁が床にしみを作るぐらい興奮している。
「お願い……私はみんなの精液処理の肉便器になるから……
 ……みんなで私を犯して……」 
 たまらずにみなに向けておねだりをしてしまう。
 バフォが焼きこてで暴れないように私の腕を掴む。
「ああ、お前は今日から精液処理の肉便器だ」
 じゅっと肉の焦げる音と臭いより前に熱さと快楽で興奮した私の悲鳴が部屋に充満した。


3
 私は肉便器。
「んっ…ぁ……ふぁ…ひゃん……」
 両手一本ずつ。口にも肉棒を咥え、お尻とお○んこ両方を貫かれ、周りの男達から白濁液をぶっかけられる為にここに存在している。
 下腹と腰のあたりにつけられた男性トイレのマークが矢印のようにお○んことお尻を指している。
 そこにひたすら肉棒が出し入れされ、白濁液が注がれてゆく。
「おら、もっと手を動かせっ!」
「口も忘れるんじゃねぇぞ!」
「…ぅ…この女はめまくっているのに中で締め付けやがる」
「ケツの穴も開発済かよ!はしたない聖女だなっ!!」
「こいつ乳まで出しやがる!牝豚じゃなくて牝牛だったかっ!」
「ああああああんんんっ!!中に…中で出てるぅぅぅ!!!」
 何度目かの射精をお○んことお尻の中で注がれ、髪で肉棒についた白濁液を拭いてゆく。
 お○んこの中で射精を終えた肉棒が出されるたびに、白濁液が床に垂れ、それを見ていた別の肉棒が突き刺さり白濁液を注いでゆく。
「…ちゅ…くちゅううう……ちゅぱちゅぱ……ぁ…」
 私を取り囲む肉棒。肉棒。肉棒の群れ。
「ぁ…あん♪奥に刺さって…ひゃんんっ!!お尻のやつとこすれてるぅぅぅっ!!」
 手で白濁液を受け止め、胸で白濁液を受け止め、背中やお腹で白濁液を受け止める。口とお○んことお尻は言うにおよばず。
 私は肉便器。
 嬉しい。たくさんの肉棒。浴びる白濁液のシャワー。
 どの男も私を家畜以下の穴としてしか見ていない。
「ああああああああああんんんっ!いくいくいくぅうううううううううううっっっっっ!!!」
 数え切れないほどの肉棒に白濁液を注がれた果てに私は獣のように叫んで意識を失った。

「ぁ…ぁぁ……ふぁ…あん♪」
 意識が戻ったときも、口・手・お○んこ・お尻には肉棒があった。
 無意識にひたすら肉棒を貪っていたらしい。
 ベッドはすでに白濁液の泉と化し、昼間の男達に変わって、魔族達が多くなっていた。
 ミノタウロスの肉棒にお尻を貫かれ、インジャスティスの肉棒をしゃぶり、手でオークの肉棒をしごき、デザートウルフにお乳を吸われ、四肢をペノメナで拘束されてお○んこに卵を産み付けられる。
 私の体で白く汚されていない所は中も外も何処にもなかった。
「ふぁ…ぁぁ…もっと……もっとちょうだぁい…ちゅちゅ……ぺろぺろぺろ……」
 考えるのも煩わしい。
 理性を働かせるのすら時間が惜しい。
 肉棒が激しく出し入れされ、白濁液に卵まで私の中に排泄される。
「魔物にまでお○んこを広げるとか聖女ならぬ性女だな」
 オークヒーローが私を抱きかかえて一気に肉棒をお○んこに突き刺す。
「ひぃいいいいいいいいっっっっ!!!割れるっ!割れるっ中で壊れるぅぅぅうううっ!!!」 
 ぶちぶちぶちぶちっ!とお腹の中でペノメナの卵が割れる。
 卵が割れるたびに私の中で何かが快楽とともに壊れていく。
 四肢が痙攣するたびに白濁液が肉棒に貫かれたお○んこから泡立ててこぼれてゆく。
「奥にっ!子宮の奥に肉棒が当たって…あああんんっっ!!!たまらないよぉぉおっ!!!」
 泣きながらよがってしまう私の顔にインジャスティスが白濁液をぶっかける。
 手すらしごいてもらえないオークが肉棒をしごいて私の背中に白濁液をぶっかける。
 体の中も外も白濁液で熱くてたまらない。
 オークヒーローの肉棒が私の膣で締め付けられて痙攣する。
「出すぞっ!俺の精液を子宮で受け止めろぉぉぉぉっ!!!」
 思いっきり突き上げて、白濁液を子宮に叩きつける。
「いくぅうううううううっっっっ!!!子宮壊れちゃうっ!!精液で子宮壊れるぅうううううううっっ!!!」
 視野が暗くなる。
 意識を失いながらも口は何かを喋っている。
「…もっと……もっとちょうだい…」
 それに魔族達は答え、人形のようになった私は壊れた笑顔を浮かべたまま肉棒と白濁液を求めつづけた。

 朝になると散歩の時間がある。
 ポタでギルド砦の外に出され、自力で砦まで戻るというもの。
 誰にでも肉便器と分かるように、肉便器に相応しい恰好をして。
 プリの服は胸のところを切り取った前スリットで、お○んこもおしりの穴も隠せないほどに丈の短いのを着用。
 もちろん下着は肉便器には必要のないもの。
 昼夜犯され続けて白濁液で膨れたお腹はいやらしく膨れ、体中についた白濁液はそのままトイレの焼きコテの下にあるお○んこやお尻からは白濁液がとめどなく流れつづける。
 外を歩く時、マタの首輪には 『肉便器です。ご自由にお使い下さい♪』と書かれた表札をぶら下げて見ず知らずの人や魔物に自分が人間以下の物でしかない事をアピール。
 服を着ているのに、乳首も、お○んこも、お尻の穴も、恥ずかしい所はすべて白濁液まみれで丸見えというのは全裸でいるよりもさらに恥ずかしく、より一層興奮してしまう。
 こんな変態な姿なのに、吐く息は興奮して、体は自然に四つん這いになり、誰もが私を肉便器と軽蔑する視線すら快感に変わってしまう。
「ぁぁ…肉便器の私が白濁液を排泄しますぅぅ!!!」
 散歩の本来の理由がこれ。
 砦の中で注がれつづけた白濁液や卵などを捨てるため。
 アルベルタの砦エリアには広大な水辺があり、その辺に四つんばいのまま片足を上げてお腹に力を入れる。

 ぷしゃああああああ…… 

「あんんんっ!でてるぅぅううっ!!白濁液がお○んことお尻から出てるぅぅぅっ!!!」
 澄み切った水が私の穴から出された物で白く濁ってゆく。
 上げた片足が痙攣し、畜生以下の己の姿が水鏡に映るたびに快感ではしたなく喘いでしまう。
 排泄を終えて砦に帰ろうとすると、男達が私の側に近寄ってくる。
 どうやら肉便器の私を使いに来てくれたらしい。
 一週間限定の肉便器の噂は既にアルベルタの町中にまで広まっていて、今では大勢の人魔が私の事を使用するためにやって来てくれる。
 その事に気が付いた私は、前全開のスリットをたくし上げながら笑顔でご挨拶をする。

「精液処理の肉便器の私をどうか思う存分使ってください♪」

 男達は肉便器の挨拶に満足したらしく、一斉に私の事を輪姦しはじめる。
 私はただひたすら、全ての穴に肉棒を突っ込んでもらい、牝豚のように浅ましくよがり狂いつづけるだけ。
 お口や両手、胸や腋までも使って、何本もの肉棒に突かれ、白濁液を注がれるだけの存在。
 そして散歩前と同じぐらいにお腹が膨れるぐらいたくさんの白濁液を注いでもらい、獣のような歓喜の叫びをあげ続けた。
 堂々と道端で獣のように肉棒を求める私の横を見知らぬ人達が通り過ぎてゆく。
 精液でべとべとに汚れた肉便器のあさましい姿を見ると、 同じと思われたくないといった様子で女アコライトがそそくさと遠ざかってゆく。
 私が卑猥に腰を振るたびに大声でペットのオークが囃し立る。
 私がロザリオを揺らし胸からお乳をたらしながら豊満な胸で肉棒を包み込む様を、ローグが小声で罵る。
 私が両手で肉棒を扱いて白濁液まみれの舌を出して白濁液を受け止めるたびに騎士があからさまな嘲りの表情を浮かべる。
 私が卑猥な言葉を叫びながらお尻とお○んこに肉棒で貫かれた姿を、女プリーストがまるで汚物を見るような侮蔑の視線を浴びせてくれる。
 こうして性処理専用肉便器の私は、道端でたくさんの肉棒に全身くまなく犯し尽くされ、見ず知らずの人魔の嘲りと蔑みの視線を全身に浴びながら卑猥な嬌声を上げ、数え切れないほど絶頂を迎えて白濁液を浴び続けた。


4
 肉便器となって六日目。
 今日が肉便器最後の夜というのに誰もこない。
 白濁液でぐちょぐちょのベッドに身を委ねで、一週間分の眠りを貪っていた私の耳に聞きなれた足音が聞こえてきた。
「……気分はどうだ?」
 バフォの声は心配半分、嫉妬半分という所か。
「さ・い・こ・う♪
 一つだけを除いてね♪」
 ゆっくりと瞳を開けた。愛しい山羊顔が視野いっぱいに広がる。
「何だ?その一つというのは?」
 きょとんとする馬鹿山羊。女心というのが分かっていない。
「バフォのもっらってないの♪」
 真っ赤になる馬鹿山羊。いまさら照れてどうする。
「まぁ…その……な、それだけもらっているのに、俺のが欲しいのか?」
 お腹は膨らんだままお○んことお尻から白濁液は垂れ続けている姿を見て呆れているバフォの顔を見て思わず微笑んでしまう。
「馬鹿ね。
 私は貴方のものよ。
 貴方が大好きで、貴方にいっぱい感じてほしいのに貴方がいないんじゃ楽しさも半減よ♪」
 ちゅ。やさしく白濁液まみれの唇でキスをする。
「んぁ…ん……ちゅ……」 
 舌を絡めながらバフォに尖がったままの乳首と白濁液で膨らんだままのお腹を押し付ける。
 バフォの肉棒がみるみる膨らんでゆくのが分かる。
「最後の夜は貴方だけのもの……私でおもいっきり精液処理をしてぇ…んっ……」
 大きくなったバフォの肉棒にいとしそうに舌をつける。
「まっ、待ってくれ…」
「んぁ……なぁに?…ちゅちゅ…」
「……いや、まさかするとは思ってなくて…準備が……」
「んぁ…ん…ちゅ……準備って何もしてないくせにぃ……くちゅううう……」
「くっ…いや、だから……その……生理現象で……」
 バフォの苦悶する視線が備え付けの男子トイレに言っているのに気づいた。
「おっきいの?」
「……小さいほうだ」
 顔を真っ赤にして、凄く可愛い。
 だから、ちよっとバフォだけにとっておきのサービスをしてあげることにした。
 バフォから離れて小便器にまたがって足を広げてみせる。
「な、何をしている!?」
「だって…私は今肉便器なんだよ……バフォのおしっこも…私が受け止めてあげるぅ……」
 足を広げたままお○んこを広げて小便器に白濁液を垂れ流す。
 その卑猥な姿がバフォの肉棒を獣に変えた。

 ぷしゃああああああ……

 バフォの肉棒から出るおしっこが私の全身に降り注ぐ。
 髪に、顔に、胸に、白濁液で膨れたお腹に、足から先はお○んこからたれる白濁液と一緒に流れ落ちる。
 大量のおしっこを浴びながら髪をとかし、口を開けて白濁液と同じように飲みだす。
「お願い……犯して……
 私を物のように扱ってその肉棒で壊してぇ!!!」
 歓喜のあまり獣のような叫びをあげた私の中をバフォの肉棒が貫いた。
「この唇はだれのものだ?」
 白濁液まみれの舌を絡めながらバフォが囁く。
「あなたのもの!貴方のものぉ……ぁ…んっ」
「このいやらしい胸はだれのものだ?」
 揺れる胸を揉み、尖がった大きな乳首を弄りながらバフォが尋ねる。
「あなたのもの!あなただけのものぉ…ひゃんっ!」
「俺の肉棒が入っている穴と俺の前で揺れる尻は誰のものだ?」
 子宮にまで肉棒を貫いて、さんざん注がれた白濁液を追い出すようにかき回しながらバフォが腰を動かす。
「あなたの……あんっ!バフォのものぉ!!いいっっ!!!」
 叫びながら肉棒を求めて私は獣のように尻を揺らす。
「今まで、散々咥えてきた人や魔物の肉棒と比べてどうだ?」
 肉棒に突かれて、体を反らしたまま私は喘ぐ。
「あなたのがいいっ!バフォのが一番たまらないよぉぉおっ!!」
「ならばいけぇっ!!俺の精で孕めぇぇっ!!」
「いくぅううううっっ!!孕むぅぅうっ!!バフォの精で孕ませてぇぇっ!!!」
 肉棒だけで宙に浮かされ、四肢を痙攣しながら私は絶頂に達し、バフォは私に注がれた白濁液を全て追い出す勢いで精を私の中に注ぎ込んだ。
 大量に注がれる精で醜く腹は膨らみ、溢れた精がお○んこからとめどなく流れてゆく。
「もっと…もっと注いで……私を貴方の精で汚して……」
 口から泡を吹きながら、失神寸前の瞳で私は願いを望み、バフォはそれに答えるべく、膨らんだ子宮に更に肉棒を突き上げた。


5
 翌日。
 ギルド戦が始まった瞬間、その砦の惨状を最初に突入した者が語っている。
「いや、凄いってものじゃないんです。
 壁から床から精液だらけ。外から中から臭いがきつくて、一体どれだけ注がれたのか検討もつかないですよ。
 うちのギルドの女子なんか入った瞬間に臭いで吐いちゃって、王国兵を呼んだわ気分が悪くなったやつを砦外に出したは…その砦は今週は中止という王国側の発表が即座に流れるわもう異常すぎます。
 けど、不思議なんですよ。
 それだけの精液量があるのに、人っ子一人もいなくて。
 おそらく陵辱劇が行われていたホールなんか膝まで精液が溜まっていたのに置かれたベットにはプリーストの服が一着のみ。
 陵辱劇が行われていたのは間違いが無いのにその痕跡が極めて少ないんですよ」
 その時の現場を検証した王国兵士も匿名で証言してくれた。
「出された精液量を推定するに何百人もの男がいたはずなのに誰もいない。
 被害女性の事を考えると百人単位で女性がいたと推定されるのだが、そんな大量の行方不明者等報告書にも記載されていない。
 何より異常なのが、この事件初期捜査段階で上層部からの指示によって捜査が強制終了されているんです。
 『被害女性たる大量の行方不明者がいないのに事件にできない』とか。報告書も機密扱いで封印されてしまいました。
 一体、あそこで何があったんでしょう……?」

「えへへ♪またしようね〜♪」(膨らんだお腹を愛しそうに触りながら)
「……」<抜け殻バフォ 


あとがきみたいなもの
 18禁小説。何処まで鬼畜にできるかをテーマに煩悩のまま書き殴った作品。
 己の才能不足に激しくorz。
 七日七夜ママプリを犯し続けるテロップだったのにぜんぜんできてないの…orz。
 思っていた以上にエロは難しい。

 あとがきついでに小話を一つ。
 ママプリって魔族にしたはいいけど、何の魔族かはRO系では決めていません。
 設定からだとイビルドルイドあたりになるのかなぁ……?
 私はママプリを地母神系(by女神転生)と意識しているので。
 だから、小説スレ座談会でのこんなひとコマが……
 私  「魔王バフォメット×地母神ママプリ=悪ケミなんですけど悪ケミの種族が決まらなくて」
 参加者「外道悪ケミ……」(ぽそっ)
 思わず「それだぁ!」と叫んでリアル大爆笑。合体失敗じゃないか……orz